今年はSSTR2025に参加すべく、エントリー開始の初日2月23日の午前6時37分にエントリーシステムにアクセスして、無事にエントリーを済ませました。参加当日に向けて走行ルートの計画を立てていくのですが、計画立てにあたって2023年に参加したときの様子を振り返えってみたいと思います。(昨年は震災の関係で秋開催となったためにスケジュールが合わせられず不参加でした)
SSTR2023の振り返りの観点
- イベントの概要
- 初めて参加する際の注意点
- 適切なルート選びとポイント取得のコツ
- 体調管理や休憩場所の設定
参加にあたって気をつけること
- 温度変化:出発時の気温とゴール地点での温度差に注意が必要。特に長時間走行する際の温度変化には要対策。
- 途中で疲れること:事前に休憩ポイントを確認し、疲れが溜まる前に適切な休憩を取ることが重要。
- スタンドプレートの必要性:砂浜に車両を停める際は、スタンドプレートを準備しておくことが必須です。
SSTR2025に参加される方や、参加はしないけど興味はあるという方、今後SSTRに参加してみようかなと考えてらっしゃる方のご参考になれば幸いです。
<筆者プロフィール>
・会社勤め35年、ITエンジニア
・バイク歴13年
・原付から1800ccツアラーまで経験
・所有したバイクの台数は11台
SSTRって何?
SSTRは「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー」の略で、世界的なオートバイ冒険家である風間深志さんが発案されたオートバイによるツーリングイベントです。
日本列島の東海岸にある任意の場所をスタート地点として自分で設定し、その地点の日の出時刻がスタート、日没までに日本海の千里浜のゴールを目指します。
SSTR2023の様子:スタート地点の東京湾付近、あいにくの雨でしたので日の出も感じられず…。

SSTR2023の様子:ゴール地点の千里浜なぎさドライブ、好天に恵まれ、走りきった達成感と心地よい疲労感を味わいました。



何かを競うのではなく、それぞれのライダーが自分自身のテーマに沿って、同じルールで同じゴールを目指し参加するラリー。ライダー同士が共通の価値観のようなものを感じながら走るイベントです。
参加中は途中でポイントを集めながらゴールを目指します。オリエンテーリングやスタンプラリーのように、一定のルールの中で何かを集めながら、一歩一歩ゴールに近づいていくのを感じて進む楽しさがあります。
ポイントが得られるのは、高速道路のSA/PAや道の駅などです。おのずと長距離走行になるイベントですが、ポイントを獲得するときに一緒に休憩が取れる上手い設定だと思います。
全国に複数箇所が設定される「指定道の駅」に一箇所以上、また「指定復興支援ポイント」(2023年はなし)に一箇所以上立ち寄ってポイントを獲得し、合計で15ポイント以上を集めるのが完走の条件になります。ポイントの獲得や管理は、GPSと連動するスマホのシステムで行なっていくので、操作は簡単。ルール設定や利用システム、イベント運営などの完成度が高くて、何年も続いている中で積み重ねられたノウハウを感じるイベントです。
2023年はどんなルートだった?
2023年が初めてのSSTR参加だったので、ネットで調べたり、参加経験のある知人に教えてもらったりしていろんなルートを考えた結果、最もシンプルなルートにしました。理由は幾つかありますが、
- 500kmほどの走行なので途中の天候が悪化しても負担なく走れること
- 初参加なので無難なルートにして完走を目指したい
- 途中までのルートは走ったことのあるところにして安心感を持って走る
などを考えました。
結果、次のようなルートにしました。
出発地は東京都内の東京湾沿岸 → 首都高〜中央道を長野方面へ走行 → 岡谷jctから長野道を北上 → 豊科icでおりて国道/県道で糸魚川まで走行 → 糸魚川から北陸道で富山へ → 高岡ic?でおりて下道で千里浜なぎさドライブへ
すなわち、長野県を縦に北上し日本海にでるルートでした。
スタートからゴールまでの通過地点を計画し、おおよその通過時刻も見積もって、これを目安に「予定よりも進んでる、遅れてる」を判断しながら、食事の取り方や休憩時間の調整をしてました。最終的にゴールには予定時刻よりも早めに到着できて、ゴール地点のイベントをゆっくり見られました。
そして、完走すると証明書を発行してもらえます。GPSで記録された地点と走行したおおよそのルートが表示されるので、「確かに走ったなぁ」と実感がわきます。

参加にあたって気をつけることは?
初めてSSTRに参加してみて分かったことがありますので、まとめておきたいと思います。
- 行程全体での温度変化
- 途中でやはり疲れる
- なぎさドライブではスタンドプレートが必要
1. 行程全体での温度変化
事前に想定はしてましたがかなりの温度変化でした。出発の時点で雨だったのもありますが、今回のルートで2箇所が相当寒かったです。
1つ目は中央道の原PAあたりです。中央道の最高地点の付近ということもあり、かなり冷えました。個人差はあると思いますが、インナーにダウンが必要なレベルです。
2つ目は国道168号線の長野県から新潟県に入るあたりで、天気が曇りだったこともあって、ところどころにあるトンネルが非常に寒かったです。こちらもダウンが必要なレベルでした。
防寒のためのインナーなどを荷物に入れておくのがお勧めです。
2. 途中でやはり疲れる
はっきり言って疲れます。これも個人差があると思いますが、午前3時頃に起床して4時半くらいに走り出すので疲れるのは当たり前で、2023年の時は北陸道のPAで仮眠しました。走行を計画する際に、仮眠など長めの休憩が取れるポイントをある程度想定しておくのがお勧めです。
3. なぎさドライブではスタンドプレートが必要
これは言わずもがなですが、ゴール地点は砂浜なのでスタンドが砂にささります。ちゃんとしたプレートがお勧めですが、板切れや潰したペットボトルなど、何がしか代用できるものがないと、日本海に沈む夕日をバックに愛車の写真を撮ることができません。何か準備されることをお勧めします。
2025年はどう走る?
今年は、国道を中心に岐阜県を縦走して富山県を目指すルートを予定しています。
出発地点は前回同様に都内の東京湾沿岸で、中央道で岐阜県の手前まで走行し、以降は下道という行程になります。
何度か峠を越えることになるので、寒さ対策も万全に臨みたいと思います。
前回は実際の気温を測定してなかったので、次の参加の際は温度計で実測してみますので、別の機会にこちらのブログで報告したいと思います。
まとめ
SSTRは、日の出から日の入りまでの冒険を楽しむツーリングイベントです。無事完走するためには、ルート選びやポイント獲得の計画が重要になります。
参加にあたって気をつけること
- 温度変化:出発時の気温とゴール地点での温度差に注意が必要。特に長時間走行する際の温度変化には要対策。
- 途中で疲れること:事前に休憩ポイントを確認し、疲れが溜まる前に適切な休憩を取ることが重要。
- スタンドプレートの必要性:砂浜に車両を停める際は、スタンドプレートを準備しておくことが必須です。
これから参加される方には、是非とも自分なりのテーマを持って、計画段階からSSTRの魅力を存分に味わいつつ、この特別なイベントを楽しんでもらいたいと思います。
FAQ
Q1. SSTRとはどんなイベントですか?
A1. SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)は、日の出から日の入りまでに指定されたゴール地点(千里浜)を目指して走行するツーリングイベントです。
Q2. SSTRのルールやポイントシステムについて教えてください。
A2. 参加者は、指定の「道の駅」や「SA/PA」などでポイントを集めながら走行し、合計で15ポイント以上獲得することが完走の条件です。
Q3. 初めてSSTRに参加する場合、どんな準備が必要ですか?
A3. 事前にルートを計画し、適切な休憩ポイントを設定することが重要です。また、防寒対策や休憩場所の確保、予想外の天候に対応するための準備も必要です。