Vストローム250の前回のスパークプラグ交換から約10,000kmほど走行しているので、そろそろ交換時期かもと思い、作業を実施してみたので手順をまとめました。
スパークプラグ交換を自分でやってみたい方の参考になればと思います。
本記事の内容:
- スパークプラグ交換のタイミングは?
- 交換作業に必要な道具は?
- どんな作業手順になる?
- 自分で実施するメリット/デメリットは?
Vストローム250のスパークプラグ交換は難易度が低い作業ですので、ぜひ一度挑戦してみてもらいたいです。
スパークプラグ交換を自分でやるメリット/デメリット
メリット
まず、スパークプラグの交換を自分で行うメリットは
- スパークプラグの状態や周辺の状態を自分の目で確認する機会になる
- 自分の好みのスパークプラグを選べる
- スパークプラグを比較的安く調達できる
- 自分のスケジュールで交換ができる(予約や空き状況の確認が不要)
といった点が挙げられます。
工賃も発生しないので、やはりコストメリットありです。
デメリット
一方で、自分で作業するデメリットとしては、
- 作業の手間がかかる
- 作業場所を確保する必要がある
- 正確に取り付けできないとエンジンがかからない
といった点があります。これがバイクショップに依頼する理由にもなりますね。
特に3つめの「エンジンがかからない」という点が、脅すわけではないですが、初めての方には不安な点だと思います。作業自体は難しくはないので、さほど気にすることはないですが、やはり不安ということであればバイクショップ等の相談しましょう。
スパークプラグの交換時期は?
スパークプラグ交換のタイミングは、一般的なプラグの場合、3,000〜5,000kmと言われています。
素材や製品の特性によって耐久性は異なるので、どんなプラグを使っているのか確認するのが一番ですが、部品自体はそんなに高価なものでもないので、よくわからない場合は、「5000km走行したら交換する」とか、「車検のときに交換する」とか決めておいて、その基準で交換するので良いと思います。
自分でスパークプラグを交換してみると、交換のタイミングやどんなスパークプラグを使うかなど、自分で考えてきめられるので、バイクの状態を自分で把握しておきたい方にはおすすめです。
ちなみに私の場合は、「日本特殊陶業(NGK) 2輪用スパークプラグ MotoDXプラグ 【96553】 熱価7番 ネジ型 CPR7EDX-9S」を使用しています。メーカーサイトの情報では耐久性が8,000〜10,000kmとのことで、走行距離で10,000kmを目安に交換しています。

スパークプラグ交換に必要な道具
必要な道具は、次の1点のみです。
- プラグレンチのセット ※バイクに標準で付いている工具セットに入っています。

交換手順
スパークプラグの交換作業の手順を、順追って説明していきます。
コードを外す
Vストローム250のスパークプラグは、外部から見えるところに左右一対で装着されているので、それぞれコードを外します。写真の矢印のところがスパークプラグのコードです。


コードを外すとスパークプラグ本体が見えます。次の写真の矢印のところ。


スパークプラグを取り外す
プラグレンチをスパークプラグにセットし、通常のボルトを外す要領で反時計回りに回すことで外れます。

取り外したスパークプラグを確認
下の画像が取り外したスパークプラグ。

新品のプラグと比較してみると…

まだもう少し使える気がする…
なので、交換はせずにそのまま使うことにしました。
交換はもう少し先にして、時々点検しながら乗ることにします。
スパークプラグを戻す
スパークプラグを取り付けるときは、普通にボルトを取り付ける要領で時計回りに回していきますが、まっすぐに取り付ける必要があるので、手で慎重にまっすぐを意識して取り付けます。

最後はプラグレンチで締め付け、コードを差し込んで作業は終了です。
なお、ここで取り付けるスパークプラグを新品のものにすれば「スパークプラグ交換」となりますね。今回はスパークプラグ点検を実施したことになりました。プラグ交換のはずだったのですが…。
動作確認
エンジンをかけて動作を確認。問題なくエンジンがかかればOK、作業完了です。
まとめ|「交換」じゃなくても得られる気づきがある
Vストローム250のスパークプラグ交換は、作業自体はとてもシンプルで、初心者でも挑戦しやすいメンテナンスです。
今回は確認の結果「まだ使える」と判断し交換は見送りましたが、
- プラグの状態確認
- 取り付け・取り外しの練習
- エンジン周りの状態チェック
ができたという点で収穫ありでした。
バイクのコンディションを自分の目で確認することは安心感にもつながります。
プラグ交換自体も難易度は低めなので、ぜひトライしてみてください。