フォルツァ 駆動系カスタム|スパークプラグ交換、初心者でも出来る?

フォルツァMF13 フォルツァ

フォルツァ(MF13/2018年モデル)のスパークプラグ交換手順をまとめました
スパークプラグ交換はショップに依頼もできますが、DIYに興味のある方に向けて、初心者でも分かりやすいよう工夫して解説しています。

本記事の内容
  • スパークプラグ交換のタイミングは?
  • 交換作業に必要な道具は?
  • どんな作業手順になる?
  • 自分で実施するメリット/デメリットは?

スパークプラグの交換は、取り付けをまっすぐにやる必要があり、慎重に作業せねばならないですが、難しい訳ではないです。フォルツァの場合、カウルの一部分を開けるとスパークプラグが見えるところにあるので、作業自体は比較的簡単です。他のバイクだとスパークプラグが燃料タンクの下にあったりで、大変な場合もあります。

スパークプラグ交換を自分でやるメリット/デメリット

メリット

まず、スパークプラグの交換を自分で行うメリット

  • 普段あまりチェックしない箇所を自分の目で確認する機会になる
  • 自分の好みのスパークプラグを選べる
  • スパークプラグを比較的安く調達できる
  • 自分のスケジュールで交換ができる(予約や空き状況の確認が不要)

といった点が挙げられます。

デメリット

一方で、自分で作業するデメリットとしては、

  • 作業の手間がかかる
  • 作業場所を確保する必要がある
  • 正確に取り付けできないとエンジンがかからない

といった点があります。これがバイクショップに依頼する理由にもなりますね。
特に3つめの「エンジンがかからない」という点が、脅すわけではないですが、初めての方には不安な点だと思います。作業自体は難しくはないので、さほど気にすることはないですが、やはり不安ということであればバイクショップ等の相談しましょう。

スパークプラグの交換時期は?

スパークプラグ交換のタイミングは、一般的なプラグの場合、3,000〜5,000kmと言われています。

素材や製品の特性によって耐久性は異なるので、どんなプラグを使っているのか確認するのが一番ですが、部品自体はそんなに高価なものでもないので、よくわからない場合は、「5000km走行したら交換する」とか、「車検のときに交換する」とか決めておいて、その基準で交換するので良いと思います。

自分でスパークプラグを交換してみると、交換のタイミングやどんなスパークプラグを使うかなど、自分で考えて決められるので、バイクの状態を自分で把握しておきたい方にはおすすめです。

ちなみに私の場合は、「日本特殊陶業(NGK) 2輪用スパークプラグ MotoDXプラグ 【94965】 熱価8番 ネジ型 LMAR8ADX-9S」を使用しています。メーカーサイトの情報では耐久性が8,000〜10,000kmとのことで、走行距離で10,000kmを目安に交換しています。

スパークプラグ交換に必要な道具

必要な道具は、次の3点です。

  • プラグレンチ ※バイクに標準で付いている工具セットに入っています。
  • レンチ延長パイプや、長めのレンチ(10mm)
  • プラスドライバー ※カバー固定ネジの着脱用
プラグレンチ
プラグレンチ
プラグレンチと長めのレンチ
プラグレンチと長めのレンチ

交換手順

スパークプラグの交換作業の手順を、順追って説明していきます。

カバーを外す

カバー(カウルの一部)を外すとスパークプラグにアクセスできるので、そのカバーを外します。
写真の矢印のところがカバーです。

取り外すカバー
取り外すカバー

ステップのラバー製カバーの下に、カバーを固定しているプラスネジ1本があるので、そのネジを外してカバーを外します。

カバーを固定しているネジ
カバーを固定しているネジ

コードを引き抜く

中を覗き込むと、スパークプラグに接続されているコードが見えるので、このコードを引き抜きます。
写真の矢印のところがコードです。

スパークプラグのコード
スパークプラグのコード

このコードは、長くて結構奥までささっているので、引き抜くのにそこそこ力がいります。
下の写真の黄色の矢印部分が、差し込まれていたコードの部分になります。結構長いです。
そして、写真に可愛らしくちらっと見えている赤色矢印のところがスパークプラグの本体です。

引き抜いたスパークプラグのコードとスパークプラグ本体
引き抜いたスパークプラグのコード と スパークプラグ本体

スパークプラグを外す

ちらっと見えているスパークプラグに、プラグレンチと長めのレンチをセットして、普通にボルトを外す要領でプラグを緩めて外します。反時計回りに回していけば外れます。

取り外したプラグが下の写真です。まだもうちょっと使用できたかも。10,000kmほど走行した状態のものです。

使用済みのスパークプラグ
使用済のスパークプラグ

新しいスパークプラグを取り付ける

次に、新しいスパークプラグを取り付けます。

新品のスパークプラグ
新品のスパークプラグ

これも普通にボルトを取り付ける要領で、時計回りに回していくだけですが、ここで気をつけねばならないので「まっすぐに取り付けること」です。

なので、普通は「手で慎重に取り付けましょう」なのですが、私の場合はこのスペースに手が入らないため、手での取り付けができません。結果として、プラグレンチに新しいスパークプラグをセットして、そのプラグレンチを慎重に回すようにして取り付けています。これまでのところ、このやり方で失敗はしていないです。

コードを取り付ける

引き抜いたコードを差し込みます。

結構奥まで、これ以上は無理というところまで差し込みます。
コードの状態が最初の状態と同じようになっていれば交換作業は完了です。

動作確認

エンジンをかけて動作を確認。問題なくエンジンがかかればOKです。
カバーを元通りに取り付け、作業完了です。

使用済スパークプラグの処分方法

バイクのスパークプラグは、多くの自治体で「不燃ごみ」として出せるので、お住いの自治体の情報を確認いただければと思います。

まとめ

フォルツァ(MF13)のスパークプラグ交換は、カウルを一部外すだけでアクセスできるため、比較的作業しやすいので初心者でもポイントを押さえればDIY可能ですが、次の点に注意してください。

  • 取り付けは必ず「まっすぐ」に
  • スパークプラグの交換時期は素材や製品の特性によって異なる
  • 少しでも不安ならショップ依頼を検討