Vストローム250のバッテリー交換を行ったので、その手順をまとめました。
自分でやってみたい方の参考になればと思います。
本記事の内容:
- バッテリー交換のタイミングは?
- 交換作業に必要な道具は?
- どんな作業手順になる?
- 自分で実施するメリット/デメリットは?
Vストローム250のバッテリー交換の作業は、他のバイクと比べても難易度が低いと思いますので、ぜひチャレンジしてみていただきたいです。
バッテリー交換を自分でやるメリット/デメリット
メリット
まず、バッテリー交換を自分で行うメリットは
- バッテリー周辺の状況など、普段あまりチェックしない箇所を自分の目で確認する機会になる
- 自分の好みのバッテリーを選べる
- バッテリーを比較的安く調達できるコストメリットがある
- 自分のスケジュールでバッテリー交換ができる(予約や空き状況の確認が不要)
といった点が挙げられます。
デメリット
一方で、自分で作業するデメリットは、
- 作業の手間がかかる
- 作業場所を確保する必要がある
- 使用済バッテリーの処分方法を確保する必要がある
といった点があります。これがバイクショップに依頼する理由にもなりますね。
特に3つめの「使用済バッテリーの処分方法」ですが、多くの自治体では家庭ゴミとしては回収してもらえないため注意が必要です。
バッテリーはいつ交換する?
バッテリー交換のタイミングについては、明確な正解があるわけではないと思いますが、一般的な判断基準として以下のようなものが挙げられます。
- 車検時や点検時に「交換した方がいい」と勧められたとき
- 一定の距離を走行したら交換する
- 一定の期間が経過したら交換する
- 実際に電圧を測定し、低下していたら交換する
- セルモーターの回転が弱くなったと感じたら交換する
私の場合、セルモーターの回転が弱くなってきたタイミングで交換することが多いです。バッテリーの寿命は、使用状況に大きく左右されるため、一概に「○年」とは言えず、交換の判断が難しいですね。
これまでに所有したバイクのバッテリー使用実績について、記事「バイクのバッテリー寿命はどれくらい? 実際の使用データをもとに考察」にまとめているので、参考にしていただければと思います。
バッテリー交換に必要な道具
必要な道具は、基本的にはプラスドライバー1本です。
ですが個人的にはラチェット式のレンチセットをおすすめします。
バッテリーが設置されている場所の関係で、ドライバーで作業するスペースが限られてしまうため、レンチセットなどを使ったほうが、作業がスムーズに行えます。

使用バッテリー
今回使用するバッテリーは、SUPER NATTOの「STX9-BS」にしました。
バッテリーは複数のメーカーから互換製品が提供されているので、どれを使用するか迷うところですが、他のバイクで使っていてコスパが良いと感じているため、このバッテリーにしました。

交換手順
バッテリー交換作業の手順を、順を追って説明していきます。
シートをはずす
まずはシートをはずして、バッテリーを触れるようにします。
バッテリーにいろいろ配線がつながってますが、以前にフォグランプやUSB電源など電装系の取り付けを行った際のものです。リレーなんかもつけているので、だいぶごちゃごちゃしてますが、ご容赦ください。別途、配線を整理せねばと思ってます…。
写真の矢印のところがバッテリーです。

配線を外す
バッテーを固定しているバンドをはずして、配線もはずし、古いバッテリーを外していきます。配線をはずすときはマイナスから、逆につけるときはプラスからですので、間違わないように気をつけます。
下の2つ目の画像が配線をすべて外した状態です。


古いバッテリーを取り出す
配線がはずれましたので、後はバッテリー本体を引き抜く感じで取り出します。
下の画像がバッテリーを取り出した後の状態です。

古いバッテリーはくたびれ感がだいぶ出てますね。

新しいバッテリーを取り付ける
バッテリーのスペースに新しいバッテリーを差し込みます。

元の状態に配線を接続していきます。取り付けのときはプラスからです。
電装系の配線も元の状態に接続します。バッテリーの固定バンドを取り付けて完了です。

新しいバッテリーの取り付けができましたので、エンジンをかけて動作確認。問題なくバッテリー交換ができたようです。時計がリセットされてしまったので、時計合わせを行って作業完了です。
これでしばらく安心してVストローム250を走らせることができそうです。
使用済バッテリーの処分方法
バイクのバッテリーは家庭ゴミとしては回収してもらえない自治体がほとんどだと思います。バッテリーの廃棄には次のような方法がありますので、利用しやすい方法で回収してもらいましょう。
- バッテリーを購入した店舗に回収してもらう
- 廃品回収業者に依頼する
- バイク用品店やバイクショップに回収を依頼する
私の場合、バイクの車検や点検、整備などを普段お願いしているバイク屋さんが引き取ってくれるので、毎回そちらにお世話になっています。
まとめ
Vストローム250のバッテリー交換は、工具さえあれば比較的簡単に自分で行うことができる作業です。交換のタイミングや必要な道具、注意点などを理解しておけば、ショップに頼らずとも安全・確実に交換が可能です。
- Vストローム250のバッテリー交換は難易度低め。DIYにおすすめ。
- 自分で交換することでコスト削減・スケジュール調整の自由度あり。
- 使用済バッテリーは適切な方法で処分が必要。
- 作業に必要な道具は基本的にプラスドライバーのみ。レンチセットがあるとさらに便利。
- バッテリー交換時は「外すときはマイナスから、つけるときはプラスから」を忘れずに。
- 今回使用したのは「SUPER NATTO STX9-BS」、コスパの良さでおすすめ。
自分のバイクにより愛着を持てる作業でもあるので、ぜひチャレンジしてみてください!