今年のゴールデンウィーク、私はホンダCL500をレンタルして、関西から中国地方を巡る2泊3日のツーリングに出かけました。 500ccの排気量とトルク感を持つこのミドルクラスのスクランブラーが、どのようなバイクなのか、実際の長距離走行で確かめたかったのです。
初日は明石から竹田城跡、天橋立を経て、城崎温泉までを走行。市街地、高速道路、山城、海岸線、そして温泉街を結ぶ変化に富んだルートでした。
<筆者プロフィール>
・会社勤め35年、ITエンジニア
・バイク歴13年
・原付から1800ccツアラーまで経験
・所有したバイクの台数は11台
ホンダドリーム明石を出発
朝10時、ホンダドリーム明石でCL500を受け取りました。新幹線&HondaGOです。


見た目の重厚感に反して、取り回しは軽快。ハンドルポジションも自然で、3日間を楽しめそうな予感がしました。
市街地から高速道路へ
ホンダドリーム明石を出発して、高速道路へ向かいます。
国道2号線、ビルも立ち並び、飲食店やコンビニも多い街から出発。写真はJR西明石の駅前の風景です。

ゴールデンウィークの後半初日ということもあって、あちこち渋滞。レンタルバイクに体を慣らすのにちょうど良い低速走行を繰り返しつつ、中国自動車道へ。幸い高速道路はそんなに混んでおらず、スムーズに走行。
竹田城跡を訪問
最初の目的地は「竹田城跡」です。
竹田城はバイクでは登れないので、山麓の「山城の郷」に向かいます。

ここにバイクを停めて、案内図も確認しながら、竹田城に向かって徒歩で山登り。

でもその前にまずは腹ごしらえ。山登りに備えて、山城の郷レストランで名物「八鹿豚トンカツ定食」をいただきました。美味しかったです。

山道を登ること約28分。竹田城跡の入口に到着です。

竹田城跡に到着してからも、まだまだ登ります(汗)。

竹田城は「山の上の要塞」という感じが漂っています。

竹田城の天守跡付近からの風景は美しい! 竹田城が栄えた当時はどんな風景だったのか、想いを馳せると歴史と時間の流れにロマンを感じます。お城巡りの魅力そのものです。



竹田城といえば雲海にそびえる「天空の城」のイメージですが、雲海のない竹田城の景色も壮観で、なんとも言えない満足感のある景色でした。
天橋立を訪問
続いては日本三景のひとつ「天橋立」です。展望台からの「股のぞき」の不思議な風景を求めて、CL500を走らせます。
が…、なんと…、到着してみると、展望台に登るリフトが1時間待ちで、営業時間内に登れないことが判明!
さすがにゴールデンウィークでした。泣く泣く展望台は断念。
さらに、あんなに天気が良かったのに、急に雲行きが怪しくなってきました。とあえず天橋立を少し歩くことに。

なんだか寒々とした、どこか淋しげな風景になってます。
あとは、名物を食べねばということで「知恵の餅」をゲット。この餅は「文殊の知恵を授かれる」というご利益があるそうです。頭が良くなるかも(笑)。

お餅を早々に食べ終えて、明るいうちに本日の最終目的地にたどり着くべく、移動を再開。
城崎温泉に到着
天橋立から峠をいくつか越えて、夕方に無事に城崎温泉へ到着しました。バイクを宿に預けて、夕食と温泉を楽しみます。
今回の宿は「みつわ旅館」。とてもくつろげました。


しかも、バイクは屋内の施錠可能な場所に駐車できるという、ライダーにはこの上ない環境を提供いただけて大満足、大感謝です!

夕食はみつわ旅館の近くにある食事処「一魚一恵」でいただきました。鰤あら炊き定食が美味しかった!

そして夕食後は、外湯めぐりの一つ「柳湯」を堪能。6つある外湯の中で「一番小さく、深く、熱い」という説明があったのですが、入ってみると全くその通りで、本当に熱くて5分も浸かってられませんでした。


1日目の予定が全て終了して、あとは旅館で爆睡でした。
1日目のまとめ
- 総走行距離:約220km
- 訪問地:竹田城跡、天橋立、城崎温泉
- 走行ルート
明日は、日本海沿いを西へ走り、鳥取から岡山へ向かうルートへ! 2日目に続く…。