2025年夏の移籍市場に先駆けて、Jリーグファンにとって非常に嬉しいニュースが届きました。かつて浦和レッズで守備の要として活躍したアレクサンダー・ショルツが、カタールのアル・ワクラSCからFC東京へ完全移籍で加入することが発表されました。
アレクサンダー ショルツとは?
ショルツはデンマーク出身のセンターバック。1992年10月24日生まれで、現在32歳(2025年6月時点)。U-19、U-21、そしてデンマークA代表にも名を連ねた経験を持つ国際派のディフェンダーです。
プロとしてのキャリアは、母国デンマークやベルギーのクラブで実績を積み、その後2021年に浦和レッズへ移籍。当初からJリーグのフィジカルにも素早く適応し、安定感のあるプレーで守備陣を統率。2022年のACL制覇にも貢献するなど、在籍4シーズンで確かな存在感を発揮しました。
2024年夏にカタールのアル・ワクラSCへ移籍。短期間ながら中東でもプレー経験を積んだうえでのJリーグ復帰となります。
FC東京にとっての意味
現在、J1リーグで降格圏(18位)に沈むFC東京にとって、ショルツの加入はまさに「待望の補強」といえるでしょう。2025年シーズンはここまで18試合を消化して勝点19(5勝4分9敗)、失点数は26とリーグワースト2位。守備の不安定さが顕著で、終盤に失点して勝点を逃す試合も目立ちます。
そうした中、Jリーグの特性を理解し、4年間日本でプレーしたショルツの復帰は即戦力としての期待が非常に高い。守備面の安定化だけでなく、リーダーシップやビルドアップ能力にも優れ、試合をコントロールする力を持つ選手です。
加えて、クラブ内の若手CB(センターバック)育成にも好影響をもたらす可能性があります。ショルツのような経験豊富なDFの存在は、精神面でも技術面でも大きな学びになるでしょう。
浮上への起爆剤となるか?
ショルツの合流が、FC東京にとってターニングポイントとなる可能性は十分あります。前線に力のある選手が揃う中で、守備が安定すれば勝点は確実に積み上げられるチーム。Jリーグの残留争いは後半戦に激化するため、今のうちに守備を立て直しておくことが非常に重要です。
FC東京としては、攻守にバランスの取れたサッカーを取り戻すためにも、ショルツの存在は不可欠でしょう。
まとめ|ショルツの復帰はFC東京にとって朗報
アレクサンダー・ショルツのJリーグ復帰は、FC東京にとって守備の立て直しを図る上で大きな一手となることは間違いありません。Jリーグを熟知した即戦力の獲得は、今後の巻き返しに向けた強いメッセージでもあります。
クラブとしても、サポーターとしても、ショルツの落ち着いた守備と高い統率力に改めて期待したいところ。再びJリーグのピッチでその勇姿を見られる日が楽しみです。